あごのにきびは薬で治るのでしょうか?

あごにきび薬

あごのにきびを薬で治そうとする方は多いと思いますが、あごのにきびを薬だけで治すのは難しい事が多いのだという事を知ってもらいたいと思います。

その理由は、あごに出来るにきびは、ほとんどの場合、様々な原因がからんだ大人ニキビの性質を持っている事が多いからです。

大人にきびって何?と言われる方には、この後で簡単に説明しますが、にきびには比較的治しやすい「思春期にきび」と、治しにくい「大人にきび」があるんです。

思春期にきびは比較的単純な原因で出来る事が多いのですが、大人にきびは多くの複雑な原因が重なって出来る事が多いです。

あごに出来たにきびが、単純な原因で出来たにきびなら薬も効きやすいのですが、複雑な原因で出来たのならば、薬が効きにくいので治りにくいという事なんですよね。

また、厄介なのは、あごのにきびは、実際に治療を始めてみないと、その原因が単純なものか、複雑なものなのかが分からない?という事です。

それでは、これから、まず、思春期にきびと大人にきびについて簡単に紹介してから、それぞれのにきびの治しにくさについて説明します。

その後、自分の経験などをもとにして、あごのにきびが思春期にきびだった場合であれば、良く効く薬についての説明をします。

この薬は病院で処方されるものですが、もし、あごのにきびの原因が思春期にきびのような単純なものであれば、かなり効果があります。

最後に、なぜ、あごのにきびが大人にきびである事が多いのかという事の説明と、あごに出来た大人にきびを治す良い方法についてお伝えします。

 

思春期にきびと大人にきび

思春期にきびと大人にきびあごに出来るにきびには、思春期にきびと大人にきびの2種類がある事に注意が必要ですが、思春期にきびと大人にきびとはなんでしょうか?

私も、この2つの呼び方がある事は知っていましたが、ただ単に、思春期に出来るにきびと大人になってから出来るにきびという事だろうという程度の認識でした。

確かににきびが出来る年齢は、呼び名の通り、思春期頃と大人(成人)になってからなのですが、実は、出来る時期以外に、にきびが出来る原因にも大きな違いがあるんです。

まず、思春期ニキビというのは、12歳頃から発生し始め25歳頃までに自然に治る事の多いにきびですが、その大きな発生原因は思春期特有の男性ホルモンの増加です。

男性ホルモンの増加が原因で、毛穴の中の脂腺が刺激されて毛穴の中に皮脂という脂分が溜まり、それにアクネ菌などが繁殖して、炎症を起こしてにきびになるんです。

大きな特徴は、どの器官にも異常が無く、原因が単純で、単に、思春期に起こる男性ホルモンの増加に刺激されているだけの事が多いという事です。

ですから、薬などに対して、特に効果を阻害する要因もないので、抗菌の薬や炎症を抑える薬なども良く効きます。

また、20歳~21歳頃をピークに徐々に自然に治る方法へ向かいますので、症状を出来るだけ抑える処置を続ければ、その殆どが自然に治ります

しかし大人にきびは、思春期のように単純な原因で出来るのではありません。

精神的なストレスや疲労、また、お化粧や紫外線などからの肌への刺激、さらには、生活習慣や食事などの多くの原因が複雑にからみあって起きているのです。

成人してからの様々な肌への悪影響が、毛穴の脂腺や毛穴自体を異常化させ、通常起こらないような皮脂の分泌を行ったり、毛穴を詰まらせたりするのが原因なんです。

つまり、大人にきびの場合には、原因が多種多様でしかも複雑な上に、それらが原因で肌や毛穴などの器官が正常ではなくなっています

ですから、その働きが異常になっている器官を薬でコントロールしようとしても、まずはその働きを正常化してからでないと、薬なども効きにくいのです。

おもに、思春期にきびと大人にきびの原因にはこのような違いがあり、また、このような理由で、大人にきびには薬の効かない事が多くなっているんです。

 

 

 
 

単純な原因のあごのにきびに良く効く薬

あごのにきびに良く効く薬思春期にきびのように、単純な原因でできたあごのニキビであれば、一般に「アダパレン」(ディフェリン)という薬で治療を開始するのが王道です。

アダパレン」は、にきびの医学書である、「尋常性痤瘡治療ガイドライン」でも、推奨されているにきび治療薬で、2008年に、皮膚科より待ち望まれて認可された薬なんです。

医学書で調べてみたら解りますが、軽傷のにきびに対しては、多くの国でその効果が認められている、様々なニキビに対して効果のある医薬品です。

ただし、当然ですが、病院で処方される薬なので、医師の処方箋が必要であり、一度は診察を受けて、処方箋を書いてもらう必要があります。

いくら良い薬でも、症状が重い場合などには、服用剤などとの併用をした方が良い場合や、場合によっては、違う種類の薬の方が良い場合もありますので注意は必要です。

あと、「アダパレン」がニキビを治してゆく仕組みは、毛穴の中の脂腺自体に働きかけ、皮脂の分泌自体を抑える効果や炎症を抑える効果を利用しています。

このような効果は、初期のにきびを治すのにはとても効果的なので、殆どの医師であれば、通常のにきびであれば、まずはこの薬を勧めると思います。

また、にきびがほんの1つ2つで、軽傷の場合であれば、市販の医薬品である「クレアラシル」などでも一時的には効果があります。

しかし、「クレアラシル」のようなイオウ系のにきび薬は、にきびの表面を乾かせてニキビの皮を破き、毛穴の口を開かせて、毛穴の中を乾かる効果でにきびを治します。

ですから、軽症な少しの数のにきびであれば、今出来ているにきびを治す効果はありますが、にきびの予防効果や重症のにきびへの治療効果はあまり期待できません

あと、思春期にきびのように器官に特に異常がない場合には、十分な洗顔などで単に塞がっている毛穴の出口を開けるだけでも、あごのにきびが改善される事が多いです。

これは、医師も認めている、にきびに対するスキンケアの大きな効果ですので、ごく軽傷で、少ない数のにきびなら、スキンケアだけで対応可能かもしれません。

また、特にしつこいにきびや、多量に発生したにきびについては、にきび対策専用商品との併用が、かなり効果的です。

にきび専用の石鹸である、「NonA(ノン・エー)」や、医薬部外品で毛穴を開く効果の大きい「プロアクティブ」などと、医薬品の併用はさらに効果が大きいです。

ただし、「アダパレン」と、市販の医薬品や医薬部外品を併用する時は、にきびを治す効果が大きい反面、皮膚の弱い人には刺激が強すぎる場合もあります

そのような場合には、お医者さんに、一緒に使用しても良いかどうかの確認が必要です。

 

あごの「大人にきび」を治す良い方法

あごの「大人にきび」を治す良い方法では、なぜ、あごのにきびは大人にきびである事が多いのでしょうか。

既にご存知化もしれませんが、実は、一般的に、思春期にきびの出来やすい場所と、大人にきびが出来やすい場所は異なっています

まず、思春期にきびの出来る場所は、皮脂分泌の多い、額や鼻などのTゾーンを中心にして、頬や口元くらいまでの、主に顔の中心部付近に広範囲に広がるのが特徴です。

一方、大人にきびは、それほど皮脂分泌の多くない、Uゾーンといわれる顎やフェイスラインを中心にして発生し、悪化すると首筋にまで広がるという事が多いのが特徴です。

そのような事から、あごに出来るにきびは、場所的な特徴から、一般的には大人にきびであると考えておいたほうが無難なんです。

一般的には、あごは、額や鼻などのTゾーンほど、にきびの出来る原因となる、皮脂分泌の多い毛穴が集まっているわけではありません。

そのような場所ににきびが出来るという事自体、毛穴の働きが異常化して、大人にきびが出来てしまっているという風にも判断出来るんです。

では、そのようなあごに出来た大人にきびを治そうとした場合、どのような方法が良いのでしょうか?

まず、大人にきびについてはなかなか治らないというのが一般的な認識です。

その理由は、大人にきびの原因が、精神的なストレスや疲労、お化粧や紫外線などからの肌への刺激、生活習慣や食事などの多くの原因が複雑にからみあったものだからです。

そして、それらの原因がもとになって、ホルモンバランスのくずれなどを引き起こし、毛穴内で異常な皮脂の分泌をしたり、毛穴が塞がったりしているからなんです。

つまり、対処して改善しなければならない項目も星の数ほどあるうえに、薬などを飲んでも、効きにくいような状態になってしまっているんです。

そのような、異常な状態ですから、思春期ニキビに効果の高い、「アダパレン」などの薬を使っても、それだけでは、なかなか治るものではありません。

一番問題なのは、大人ニキビの場合、皮膚科などに通っても、症状が改善されるのに長い期間がかかる事が多く、すぐに満足が得られる治療効果が期待できない事なんです。

当然ですが、皮膚科に通い続けるのが一番確実な方法だとしても、その治療のために拘束される時間や、お化粧方法への指導などは、苦痛以外のなにものでもありません

 

 

 
 

あごのにきびを薬で治す方法

そのようないろいろな問題点を、精神的にまいらないようにしながら、少しずつ解消しつつ、あごの大人にきびを治す方法が、医薬部外品を中心にした方法です。

簡単に言ってしまえば、現在出来てしまったあごのにきびが、今以上に悪化せず、少しずつ改善に向かい始める程度までは、医薬部外品で対応します。

そうして、少しずつあごのにきびの症状が軽くなったり、個数が減り始めるなどの効果が出始めてから、時間を作って皮膚科で診察や薬の処方を受けるという方法です。

この方法であれば、皮膚科で診断を受けて処方された薬も、効果がある程度にまでにきびが改善している事が多いです。

何の対処もしないままに病院にいっても、意外とお医者さんのいう事はワンパターンで、対応に困る事が多いです。

たとえば、精神的なストレスを減らしてください・お化粧を控えて下さい・睡眠時間を多くとってください・・・言っている事は解るのですが・・・。

そのような事が、すぐに出来るようなら簡単です。

日々が忙しくて、そのようなゆったりとした生活ができないから、あごのにきびが出来たんですから・・・。

私がいままで試してみて、よかったと思うのは、まずは自分で、あごに出来たにきびを、ある程度沈静化に向かわせてから、皮膚科で薬を処方してもらう方法です。

つまり、医薬部外品を先行させ、その後医薬品を同時に使用してにきびを治して行く方法が、いちばん効果があり、精神的・時間的にもやりやすかったです。

ここで、医薬部外品を使うというと、ニュアンスが伝わりにくいかもしれませんが、丁度、基礎化粧品を医薬部外品と入れ替えたみたいな感じです。

つまり、にきびが出来始めると、まずは、洗顔剤や乳液やファンデーションなどに、ニキビ対応の医薬部外品を使用するようにしたんですね。

当然ですが、食事やストレスや睡眠時間にも出来る範囲で気をつけて、その後、ある程度、ニキビの発生がしずまったかな~と感じてから皮膚科に行くんです。

当然、皮膚科で薬を処方してもらう時には、いま使っている化粧品や医薬部外品のカタログも持っていきます。

このようにすれば、かなり生活に無理のない方法で大人ニキビと向き合ってゆくことが出来ますね。

あごのにきびについては、薬と医薬部外品のダブルパワーで対処する事をお勧めします。

アクネちゃん♪あごに出来たにきびは、大人にきびの場合が多いので、薬だけでは、なかなか治らないですよね。

でも、「プロアクティブ」などのような、「ピーリング」作用を持った医薬部外品で症状を改善してから、薬を処方してもらえば、かなり早く効果が出ます。

あごのにきびは、夏などの汗の多い時期には悪化の速度も速いので、まずは、出来ないように普段からの予防が大切ですね。🙄

 
 

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