大人ニキビを治す方法

大人ニキビを治す方法はいろいろありますが、まず、最初に考えなければいけないのは、そのニキビが自分で対処できるものかどうか?という事です。
ニキビは尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)という、れっきとした皮膚病なので、本来であれば、どんなものでも皮膚科で診てもらうのが本当です。
しかし、ニキビがちょっと出来たからと言って、すぐに皮膚科に通い始めることが出来るような、余裕のある生活をしている人はそう多くないはずです。
その上、大人ニキビの原因はかなりたくさんあり、体内ホルモンなども関係してくるので、皮膚科に行ってもすぐに治る事は少なく、治療が長引く事がほとんどです。
また、実際に病院での治療が終わっても、病院での治療だけでは満足できないという方が、かなり多いのが、ニキビという皮膚病の大きな特徴なんです。
このような事を総合的に考えると、どこかで線引きをして、「この態度の症状までであれば自分で治すほうが有利である」というターニングポイントを決めておくのが得策です。
そうすれば、ある程度の症状までであれば、あまり大きな時間的・精神的な負荷を受けることなく、自宅でニキビを治してゆくことが出来ますね。
そして、多少は試行錯誤して、自分のやりやすいニキビの対処方法を見つけておけば、その後のニキビ予防やニキビ対策にとても役に立つのも大きなメリットです。
この記事の目次
自分で治すか、病院で治すか、のターニングポイント
私には、いままで、いろいろ経験してきて、これより悪い状態になったら病院に行かないとヤバイ!というレベルを決めています。
そのレベルは、ニキビの医学上の分類で、丘疹・膿疱の中等症のレベルです。
経験上、中等症程度までであれば、医薬部外品やニキビ対応の基礎化粧品などで効果がありますが、丘疹・膿疱の重症レべル以上になると手に負えません。
あなたも、もし、ニキビの状態が丘疹・膿疱の重症レべル以上になった場合には、出来るだけ早く皮膚科で受診されることをおすすめします。
間違いなく、皮膚科で、内服用の抗菌薬を処方してもらわないと治らないレベルになっていると思います。
このような理由で、今から私が説明するのは、あなたのニキビの症状が丘疹・膿疱の中等症以下の症状の場合に、あなたの大人ニキビを治すおすすめの方法です。
大人ニキビを治す方法の選び方
大人ニキビを治そうとする場合、まず考えてほしいのは、ニキビ対策の方法は、自分の肌質や自分のニキビの原因にあったものを探す必要があるという事です。
いろいろなサイトで、時折、この*****がニキビに効きました・・・というような紹介をしている事がありますが、そのような情報を鵜呑みにするのは危険です。
当然、紹介サイトの中には、商品を売るために、特定の商品のみを紹介している事などがありますし、第一、どんなニキビにでも効くような万能薬的な商品はありません。
そのような事を念頭に置いて、初回割引や、低額のトライアルなどを利用して、あなたに合ったものを探しながらニキビを治して行くのが最良の方法です。
また、多くの場合、日常的に使うのであれば、医薬品よりも医薬部外品や基礎化粧品などのほうが、肌が荒れるなどの副作用も少ないので、お肌にとっては安心です。
そして、大人ニキビは、出来始めると、何年もつきあわないと、満足できるレベルにまで治らない事がほとんどなので、長く使っても安心できる方法を選ぶ必要があります。
このような事を考えると、おのずと、化粧品タイプの医薬部外品などの中から、あなたに合ったものを探しながら、ニキビを治して行くのが最善の方法になると思います。
ちなみに、私が今までに試した方法は、「ニキビを治す方法と効く薬」のページで紹介していますので、それを見れば、どのようなものがあるかの全体像が解ります。
大人ニキビを治す方法
大人ニキビを治す方法は、いろいろありますが、いままでいろいろやってみて、一番肌のトラブルが少なく効果が長続きする方法が、医薬部外品を使用してニキビ対策を行う方法でした。
今から紹介する方法は、その中の、医薬部外品を使用して肌の状態を改善し、ニキビのケアや予防を行いながら、ニキビを治して行く方法です。
この方法は、ニキビを直接治すというよりも、肌や毛穴の状態を同時に改善して、その相乗効果でニキビを治して行くという方法になります。
ただ、医薬部外品は、大きく分けて3つの効果レベルがあるので、3つの中のどれが、あなたの肌に合うのか、試しながらニキビを治してもらうのが最善だと思います。
そして、試してゆく順番にも、経験上、「肌のトラブルの少ない普通肌タイプの方」向けと、「肌の弱い敏感肌タイプの方」向けがありますので説明します。
では、これから説明する話には、以下の3つのタイプの医薬部外品について説明しますので、それを念頭に置いてお読みください。
では、説明を始めます。
「肌のトラブルの少ない普通肌タイプの方」
肌の強さに自信のある方や、ニキビを早く治したい方やニキビの症状が長く続いている方は、【1】→【2】→【3】のように、効果の大きい方から試すのが良いです。
効果が強い方法は、おのずと刺激も強いのですが、医薬部外品ですので、あまりひどい副作用は無く、通常であれば肌がかさつく程度です。
普通肌タイプの方であれば、ピーリング系の効果の強いものから試して、肌に異常があれば、効果の弱いものに変えてゆく方法が良いと思います。
結果が早く(最低でも1か月程度はかかりますが)出るので、悩む期間も短くてすむと思います。
「肌の弱い敏感肌タイプの方」
乾燥肌などで肌の弱い人や、アトピー症の肌の方は、肌の様子を見ながら【3】→【2】→【1】のように、肌への刺激が小さい方から順番に試してゆくのが良いです。
いちばん肌にやさしい【3】から試してみて、効果が弱く感じたら→【2】→【1】という風に試してゆきます。
敏感肌タイプの方は、肌の調子などを見て、いちばん感じの良いもので、継続使用をすれば良いと思います。
おすすめする3つの効果レベルの医薬部外品
このように、医薬部外品を試しながらといっても、購入の費用が発生するので、簡単には思いつきにくい事もあろうと思います。
でも、今から紹介するどの商品も、初回割引やトライアル購入などの割引がついていますので、お試し使用から始めれば、試用段階での出費が少なくて済みます。
気をつけてほしいのは、いずれも、気に入らない場合は、きちんと解約できますので、気兼ねしないよう、試す気持ちで強気でやってみる事ですね。
あなたのニキビを治す事が目的なので、効果を感じなかったり肌に合わない場合には、きちんと解約できるくらいの勇気は必要です。
なかには、効果が無かった場合には返金してくれるものもありますので、損をしないように、勇気をもって試してくださいね。
この下に紹介するものが、私が実際に使ってみて効果の高かった、
です。
【1】一番効果は高いが刺激も強いピーリング系医薬部外品

プロアクティブは、薬用洗顔料のクレンザー、薬用化粧水(ふきとり用)のトナー、薬用クリームのトリートメントの3つのアイテムの基本セットでニキビ対策を行います。特徴的な成分はサリチル酸(ピーリング剤)です。かるいピーリング効果を基本として、ニキビの毛孔を開いて毛穴を殺菌し、抗炎症作用でニキビの炎症を抑え、トリートメントで肌にうるおいを与える事で、ニキビのできにくい肌をつくります。
医薬部外品の中では、効果の強いタイプとなり、効果的なニキビ対策とスキンケアが出来ます。肌のタイプによっては不向きな方もいますので、試しながら使い始める必要があります。
【2】効果は中程度で刺激も中程度な抗菌・抗炎症系の医薬部外品

ビーグレンは、洗顔料のクレイウォッシュ、化粧水のクレイローション、美容液のCセラムの3つのアイテムの基本セットでニキビ対策を行います。特徴的な成分はグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症剤)です。天然のクレイ(粘土成分)洗顔で肌を整えて有効成分を吸収しやすくし、主に抗炎症効果でニキビの炎症を抑え、さらにビタミンCの効果で、肌のターンオーバー(新陳代謝)を改善し、ニキビのできにくい肌をつくります。
肌のターンオーバー異常が主な原因で発生するニキビについては高い効果があります。ニキビの主な原因はつかみにくいので、トライアル購入して、試しながら使い始める必要があります。
【3】皮膚科の医師が臨床試験に基づき開発した低刺激の医薬部外品

nov(ノブ)ACシリーズはメイク落としのジェル、洗顔料のフォーム、化粧水のローション、保湿剤のジェルの4つのアイテムの基本セットでニキビ対策を行います。特徴的な成分は感光素201号(抗菌剤)です。皮膚科の臨床結果に基づいて、出来るだけ肌に低刺激な方法で、ニキビの炎症を抑える事を目指して開発されているので、敏感肌やトラブルをかかえる肌の肌質を改善して、ニキビのできにくい肌をつくります。
特に傷んだ肌や敏感肌への使用や、アダパレン(医薬品)などと併用するなどのニキビ対策が行えます。肌の状態によっては不向きな方もいるので、試してから使い始める必要があります。
医薬部外品の効果で満足できない場合
医薬部外品で肌や毛穴の状態を改善し、ニキビのケアや予防を行いながらニキビを治して行く方法が、私が試した中では、いちばん適用範囲が広いです。
でも、中には、医薬部外品の効果だけでは、ニキビの治り具合に不満足な人もいると思います。
大人ニキビの場合は、特にニキビの発生原因が多岐にわたるので、医薬部外品での対処だけでは、副作用などが小さい反面、その効果も小さい事もあるんです。
そのような場合の選択肢としては、今、使用している医薬部外品に、さらに、他の方法を併用するのが効果的です。
一番併用の効果が高いのは、医薬品の併用ですが、併用する前に、医師の診察を受けて、現在使っている医薬部外品を伝えた上で処方してもらう必要があります。
次に効果が高いのが、一般医薬品との併用ですが、これも、薬局の薬剤師に、現在使っている医薬部外品を伝えた上で使用確認をしてもらう必要があります。
ちなみに、併用する医薬品や一般医薬品の種類を詳しく知りたい方は、「ニキビを治す方法と効く薬」のページで確認してみてください。
その中の、「【1】の中の、病院で処方される医薬品を使用」や、「【2】市販の医薬品(OTC医薬品)の使用」の項目で説明しているような方法があります。
医薬部外品のみの対応では、効果が薄かった場合には、併用を考えてみるのが得策であると思います。
ここまでが、皮膚を外部から医薬部外品や薬で治す方法なのですが、これらは、主に毛穴や肌の外部よりのケアに着目した方法です。
体内からもニキビを治して行く方法
さらに、ニキビに効果のある別の方法として、サプリメントや食事内容により、体の中からニキビの発生要因を減らしてゆく方法を併用する事もあります。
この方法は、医薬部外品のみの対応では効果が薄かった場合に、併用する良い方法のひとつなのですが、それ以外に、この対応だけでニキビを治す時にもよく使用されます。
たとえば、肌が弱くて強い医薬部外品を使えない時などは、漢方やサプリメントを併用するのが効果があり、病院などでもよく勧められます。
また、強いストレスや不規則な生活など、ホルモンを不安定化させるような生活形態の多い職業の方は、サプリメントを併用すると効果がある事も知られています。
一般には、サプリメントや漢方などは、効き目が確認できにくいものとして敬遠されがちですが、ニキビの場合には、病院で処方されることもよくあるんです。
特に、月経前などにニキビの発生が多い方などには、一度は試してほしい方法なのですが、長期間飲み続けないと効果が実感できにくいのが欠点です。
経験上、サプリメントにせよ、漢方にせよ、体内からニキビを治そうとする場合には、最低でも、2~3か月程度は続けて飲まないと、その効果は解りにくいと思います。
いずれにせよ、ニキビの原因には、かなり多くの要因が絡んでいるので、様々な対応策を併用するのが、ニキビを治す近道になると思います。
ちなみに、体内からもニキビを治して行く方法の種類を詳しく知りたい方は、「ニキビを治す方法と効く薬」のページで確認してみてください。
同ページの、「【4】健康食品・サプリメント・食事対策・ストレス対策を中心とした対策・治療」の部分で、詳しく紹介しています。
さて、あなたのニキビの様子は詳しく解らないのですが、覚えておいて頂きたい、私の考える最も現実的な最強の治療方法は、以下をすべて行う事です。
です。
この5つの項目がバランス良く行えれば、ほとんどの一般のニキビは回復に向かうと確信しています。
大人ニキビを治す方法はたくさんありますが、お化粧をしながら自分で行えるのが、医薬部外品によるニキビのケアーです。
抗菌系・抗炎症系の医薬部外品は、使い続けることでニキビの発生を予防するので、あなたに合ったものを探せば、ニキビの悩みが無くなる可能性は大!です。🙄