思春期ニキビを治す方法

思春期ニキビを治す方法と、大人ニキビを治す方法は、そのニキビの発生の仕方は似ているのですが、治す方法に少し違いがあるので注意が必要です。
・・・と言っても、一般には、思春期ニキビの方が大人ニキビより治しやすいですから、あなたのニキビが思春期ニキビなら、少しだけ安心してください。
思春期ニキビであれば、その原因が大人ニキビに比べて少ない事が多いので、治し方も少し単純になる事が多いんです
ただし、思春期の時期に出来たニキビでも、大人ニキビのように、皮脂腺の異常などが原因で出来た場合には、治し方が難しいので注意が必要です。
大人ニキビのように、ニキビが出来た原因が複雑な場合には、思春期に出来たニキビであっても、大人ニキビと同じように、いろいろな種類の対処が必要なんです。
では、いまから、思春期ニキビと大人ニキビの差について少し説明してから、「思春期ニキビを治す方法」を紹介してみたいと思います。
この記事の目次
思春期ニキビと大人ニキビの発生の仕方
思春期ニキビも大人ニキビも、ニキビが出来る基本的な仕組みは、ほぼ同じなのですが、ニキビの出来る背景や状況は異なります。
ここでは、まず、思春期ニキビと大人ニキビの発生する基本的な仕組みについて、それぞれのニキビに共通する部分を説明しようと思います。
まず、ニキビが出来る流れは、思春期ニキビも大人ニキビも、毛穴の中の皮脂腺という器官からの皮脂の分泌量が増える事が、根本的であり、そして一番大きな原因です。
毛穴の中の皮脂腺から分泌された皮脂という脂分は、通常であれば、毛穴の出口から肌の表面へと全て排出されて、肌を保護したり肌の乾燥を防いだりする役目をします。
しかし、皮脂の分泌量が多すぎたり、毛穴の出口が塞がったりする事が原因で、肌の表面に排出されるのが間に合わないと、皮脂が毛穴内に溜まり始めることになります。
そして、毛穴内に皮脂が多く溜まると、皮膚や毛穴に普通に生息している、脂分の大好きなアクネ菌が集まって異常に繁殖してしまい、毛穴内で炎症を起こします。
その炎症が進むと赤ニキビとなり、赤ニキビが増えると、そらに肌の表面や毛穴にアクネ菌を増やすので、肌全体がニキビの発生しやすい状態となってしまいます。
そおなると、あとはちょっとした肌のトラブルでも、連鎖的にニキビが多発するようになるんです。
ここまで説明した部分が、思春期ニキビと大人ニキビの発生する、基本的な流れの中で、思春期ニキビと大人ニキビに共通する部分です。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
思春期ニキビも大人ニキビも、基本的には同じような仕組みで発生するのですが、それぞれのニキビの出来る根本的な理由とニキビが置かれている状況は大きく違います。
その違いに取り、一般的には、思春期ニキビの方が大人ニキビよりも治しやすい事が多いのですが、その理由は、大きくわけて3つの理由になります。
思春期ニキビの方が、大人ニキビよりも治しやすい事の多い、その3つの理由とは、
です。
1つ目の理由は、大人ニキビは、加齢・ストレス・不規則な生活やアルコール摂取などの、思春期にはないようなニキビの悪化原因が折り重なって起こるからです。
それらのような、多くの悪化原因により、男性ホルモンの異常な分泌が引き起こされる上に、日常のお化粧で肌や毛穴も傷んでいる場合が多いです。
ですから、大人ニキビは、たくさんの原因に対処して、ニキビの悪化原因を抑え込みながら、さらに、肌の状態も回復しながらの治療が必要なんです。
それに比べ、思春期ニキビは単に、「思春期」という時期に一般に起こる、男性ホルモンの増加に伴う、皮脂腺よりの多めの皮脂分泌が原因です。
思春期であれば、お化粧で肌が傷んでいる事も少なく、医薬品や医薬部外品の効果も高いので、毛穴のケアを中心とした治療の効果が大きくなります。
2つ目の理由は、大人ニキビは、上に書いたような様々な悪化要因により、体内の男性ホルモンの異常な増加が起こる事が原因とされています。
また、お化粧やストレスや加齢などの原因が重なり、肌や毛穴への刺激が強くなり、皮脂腺から異常な量の皮脂が分泌される場合も確認されています。
それに比べ、思春期ニキビは、生理的な男性ホルモンの一般的な増加が、皮脂分泌量の増加の原因であり、皮脂腺からの分泌量も異常な量では無い事が殆どです。
ですから、あまり強い効果のある医薬品や医薬部外品などを使わなくても、皮脂腺からの皮脂の分泌量の増加に対処できる事が多いです。
3つ目の理由は、大人ニキビは、発症を始めたら治りにくく、40歳のような歳を得ても継続し、原因があるかぎり、ニキビが発生し続けます。
しかし、思春期ニキビは、20歳くらいからは収束に向かい、25歳頃にはほとんどが治まってしまいますので、思春期の間を乗り切れば自然と治ります。
これらのような、3つの事項が、思春期ニキビと大人ニキビの違いとなっています。
そして、これらのような理由で、一般には、思春期ニキビの方が、大人ニキビよりも治しやすいんです。
思春期ニキビを治す方法の種類
思春期ニキビを治す方法は、大人ニキビを治す方法よりも単純です。
大人ニキビの場合には、お化粧を始め、たくさんあるニキビの悪化原因と向き合いながらの治療ですが、思春期ニキビは毛穴のケアに特化した方法が中心になります。
それは、思春期ニキビの場合は、「思春期」に特徴的に増加する、毛穴内に分泌される皮脂を、上手に毛穴から出してやれば、それでニキビは治まる事が殆どだからです。
当然ですが、いつも説明しているように、ニキビになった場合は、皮膚科へ行くのが一番確実ですが、しかし、ニキビが出来ても、すぐに病院には行かない方が多いはずです。
それは、ニキビが重症な場合は別にして、軽傷な場合には、手っ取り早く自宅で自分で治したいという気持ちの方が、多いからです。
実際、時間的な成約や、精神的なストレスなどを考えれば、より手短に、かつ、手軽に治せる方法を選択するのはしょうが無い事だと思います。
そのような、あなたにお勧めするのは、小さなニキビが1つか2つの状態で、他に発生しないような場合であれば、市販の一般医薬品を使った治し方です。
また、次々にニキビが発生して、いつも3つ以上のニキビがあり、治ってはまたニキビが出来るような状態の方には、医薬部外品を使用した治し方です。
どちらも、現代では多く行われている現実的な方法ですので、それらの方法について、この後、詳しく説明してみたいと思います。
思春期ニキビに悩む殆どの方は、そのようなストレスの少ない方法で、思春期ニキビを治しているんですね。
でも、そのように簡単に治る事の多い思春期ニキビにも、時折、なかなか治りにくいものがあるので、注意は必要です。
それは、思春期に発生したニキビであるにも関わらず、大人ニキビのように複雑な原因で発生しているものもあるからです。
男性ホルモンの異常や、乾燥肌やアトピー肌などのような肌のトラブルや、毛穴での雑菌の繁殖などが、ニキビの引き金となってしまうような、予期せぬ事態もあり得ます。
そのような場合には、通常の思春期ニキビへの対応を行っても、症状は悪化への道をたどりますので、症状が一定のレベルを超えたら、病院で診察を受けるのが得策です。
このような理由で、今から私が説明するのは、あなたのニキビの症状が丘疹・膿疱の中等症以下の症状の場合に、あなたのニキビを治すおすすめの方法です。
さらに症状が悪化して、「丘疹・膿疱の重症」より悪化した場合には、出来るだけ早く、皮膚科で受信されることをお勧めします。
思春期ニキビを治す方法
1つか2つの軽傷な思春期ニキビが出来た場合、ほとんどの方が、まずやられているのは、一般の市販薬による治療です。
小さなニキビが1つか2つの状態で、他にニキビが発生しないような場合であれば、この方法でも十分です。
このようなニキビの発生の仕方をされる方は、非常に毛穴や肌が健康で、かつ清潔で、皮脂腺異常や乾燥肌などのトラブルの発生しにくい方だと思います。
ニキビが出来ても毛穴や肌のケアを、少し行えば、すぐにニキビが改善に向かうので、効果の弱い市販薬で十分なんです。
私のように、乾燥肌気味で、肌のトラブルにいつも悩まされている者にとっては、うらやましい限りです。
単発で発生する軽いニキビを治したい場合には、市販の医薬品(OTC医薬品)の使用を中心とした対策・治療にある市販薬の中から、あなたに合う薬を選ぶのが良いと思います。
ニキビを乾かせて治す効果が高い「イオウ系」と、炎症を抑える効果の高い「抗炎症系」「抗菌系」の薬があるので、いろいろ試して、肌に合うものを選んで下さい。
3個以上程度のニキビが連続して発生する場合
ニキビが次々に発生して、いつも3個以上程度のニキビがあり、治ってはまたニキビが出来るというような状態の方には、軽いピーリング効果のある洗顔料がおすすめです。
思春期ニキビの原因は、毛穴内に皮脂が大量に分泌される事ですが、ピーリング効果で毛穴の出口を広げることで、皮脂の排出がスムーズになります。
大人ニキビであれば、化粧水や乳液やクリームなどの3種類程度以上を使い、それぞれにピーリング作用や保湿作用や殺菌作用などの効果を持たせ、個別に行う必要があります。
大人ニキビの場合は、そのように、個別にいろいろな原因に働きかけないと、その効果が小さいからです。
しかし、思春期ニキビの場合には、毛穴や肌の状態が、まだまだ若く健康的で回復力も高いため、ほとんどの場合は、1種類程度の洗顔料での対応で十分な場合が多いです。
そして、そのような洗顔料の中には、思春期ニキビに特化した成分を使って、より高い効果を目指すものがあるので、思春期専用のものがおすすめです。
私の娘の場合は、高校入試前頃からニキビが出来始め、試験が近づくにつれて、悪化をしてゆきました。
女の子ですので、やはりニキビはかなり気になるらしく、どうしても触ってしまうのがいけなかった気がします。
ただ、洗顔料を、ニキビ専用のものに変えたら、徐々にニキビは減り、3ヵ月くらいで、ほぼなくなりました。
かなり効果が良い感じでしたので、紹介をしておきます。

ファースト クラッシュは、洗顔剤にピーリング効果をプラスしたニキビ専用の洗顔料です。特徴的な成分はサリチル酸(ピーリング剤)です。洗顔料にピーリング剤と保湿剤をプラスすることで、古い角質を軟化させ、毛孔を開かせて、毛穴を清潔にし、肌に潤いを与え、洗顔・ピーリング・保湿のケアをワンステップで行う事が出来ます。着色料などを使わず、オイルフリーで不要な油分をカットしているので、やさしい使い心地です。
ピーリング効果があるので、ニキビを治す効果はかなり大きいのですが、お肌に合わない事もあるので、試しながら使い始める必要があります。
思春期ニキビが治った後も要注意
また、気をつけなければいけないのが、このようなニキビ専用の洗顔料を使って治った後の事です。
ニキビが治っても、ずっと使い続けさせようと思っていたのですが、やはり、ニキビもないのに、ピーリング効果のある洗顔料は気になります。
安全とはいっても、角質層がすこし薄くなると思うので、肌への影響もあるのではないかと考えてしまいます。
ですから、ニキビが無くなったあとは、この洗顔剤をやめて、薬用せっけんだけにしています。
これであれば、お肌にもやさしいので、娘にも安心して使わせることが出来ました。
有難いことに、薬用せっけんだけに変えてからも、娘にニキビは出来ていません。
娘も私と同じように乾燥肌っぽかったのですが、それも少しずつ治ってきているようで、いつもなら手放せないクリームも、最近は、あまり使わないみたいです。
「意外といいかも!」というのが薬用せっけんに対する、私と娘の感想です。

ノン・エーは、ニキビ専用に開発された「薬用せっけん」です。特徴的な成分はグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症剤)です。無添加・無香料・無エタノール・無鉱物油という徹底した製法で、刺激に弱い赤ちゃんやお年寄り、アトピーの人でも安心して使用できます。ニキビを予防する成分として甘草成分(消炎剤)をはじめ、ニキビに効果のあるダイズエキスなどの有効成分で毛穴をケアして、ニキビのできにくい肌をつくります。
刺激物が殆ど入っていなくて、天然の有効成分たっぷりの石鹸で1日に2回の洗顔を続ければ、自然に毛孔は健康になり、多量に分泌される皮脂を毛穴から排出し始めます。
思春期ニキビは、息子の時に少し悩みましたが、やはり、年頃の娘の場合は、特に気になりました。
高校生になって、変なトラウマにならないよう、出来るだけニキビの悩みから解放してあげたいのが親の本音ですね。🙄